私が開業した理由
私の施術に対する想いや開業した理由を知ってもらうことが、
あなたのより良い選択の助けになるかもしれない。
そう考えてここに開業理由や施術への想いを書かせて頂きました。
ご参考になれば幸いです。
いったい、どうすればいいんだろう?
私が中学、高校に行っていたころ、
「あ~、この腰の痛みがなければもっと思いっきり練習できるのに・・」
「病院に行ってもレントゲンをとって異常がなければ湿布だけだもんなー」
「いったい、どうすればいいんだろう?」
と、いつも思っていました。
当時サッカーと柔道に明け暮れていた私は練習や試合でよく腰や足首、
時には首を痛めていました。
怪我も多かったのですが、慢性的に腰がズーンと重だるかったり、
起き上がるときに「イテッ!」と声がでたり、歩くときにピキッと
腰や背中に違和感を感じていたことを覚えています。
何度も何度も病院に行きましたが、はっきり言ってあきらめていました。
生活を変え、軽い運動でも続けるしかないと自分に言い聞かせていたのです。
「あきらめ」が希望に変わる出会い
しかし社会人になってそんな「あきらめ」が希望に変わる出会いが訪れました。
あることがきっかけになり、
カイロプラクティックによる調整を受けることになったのです。
初めは本当に何も知らなかったので様々な思いが頭に浮かびました。
・カイロプラクティックって何をするんだ?
・自分にカイロプラクティックは合っているのだろうか?
・そもそもこの腰痛は治るのだろうか?
・バキッと意味なくされて痛いんじゃないのか?
などと黙って行けばよさそうなのに、色々と想像して勝手に悩んでいました。
しかし意を決して受けてみると世界が変わりました。
初めて受けた時は、「あれ?、なんか違う」と感じ、
2回目、3回目と受けていくにつれて明らかに体の状態が変わりました。
何度病院に行っても改善されず、湿布を貼ってもダメ、
薬を使ってもダメで、ほぼあきらめていた症状が改善されたのです。
自分でも驚きでした。
結果としては、その後は腰の痛みや足のシビレで悩むことはなくなりました。
だからこそ・・・
このような経験があったこともあり、いざ自分で独立しようと思った時には
自然と世界で認められているカイロプラクティックを選びました。
カイロプラクティックを身につければ、世界中どこででも人の助けとなることができます。
そして何よりも西洋医学では対処し難い問題にもアプローチすることが
できるので、日本の社会にもう一つの選択肢を掲げることが出来るし、
自分のように半ば「あきらめていた」人たちを救うお手伝いができます。
それは自分の人生だけでなく他の人の人生にとっても意義深いものだと思いました。
こんな想いのもとで2005年、故郷である北海道の札幌市で、
「こころカイロプラクティック」は誕生しました。
本物を味わうためにアメリカへ
開業してからの3年間は学校や修業時代に学んだことを
中心にして、一心不乱に働いてきました。
スタッフも雇い、規模も大きくして毎日充実してはいましたが、
忙しさのあまり、外の世界に触れることも次第に少なくなっていき、
自分の中では何か煮詰まってしまっているような感じがしていました。
そこで2008年に新たな刺激を得るために、
カイロ発祥の地でもあるアメリカのイリノイ州やアイオワ州に足を運びました。
そこでは現地のクリニックで治療を受けたり、
カイロプラクティックの大学に行き講義を受けたりしてきました。
そして私自身が改めて心から、この療法がなぜ119年も続いているのかを納得できたのです。
更にアメリカ研修の後には、カイロプラクティックの特徴でもある、科学性に基づいた
検査をするために、ナーボスコープという検査器具を使って神経の状態をチェックしたり、
近所の内科とも提携し、レントゲン撮影の依頼もして自分で分析するようにもなりました。
結果とエネルギーが変わりました
この様により科学性を重んじ、カイロプラクティックの持つ哲学に触れ、
それを実践していけばいくほど、臨床上の結果もより良くなっていきました。
以前まで苦手としていた自律神経の問題や
強いしびれを伴う症状にも素晴らしい結果が出るようになりました。
そして自分の中に流れるエネルギーも変わったのを感じています。
だからこそもし健康上の悩みを抱えているのなら、
是非ともきちんとしたカイロプラクティックを試してほしいと思います。
自分自身の症状が根本的に改善されたのはもちろんですが、
きちんとしたカイロプラクティックによる施術を受ければ、腰痛、
肩こり、しびれ、自律神経の問題など、多くの症状の改善が期待できます。
もしあなたが札幌にお住まいでなければ、全国にも頼もしい先生方がたくさんいて、
常に交流もしていますので、メールなどでお気軽にお尋ね下さい。
いろんな事がありましたが
開業してから10年目になりますが、ここに至るまでにはいろんな事がありました。
一生懸命育てたスタッフが開業のために当院を離れたり、
妻が出産、育児のために治療院を離れたりもしました。
ある時期は自分のやり方に疑問を持ち、
カイロプラクティック以外の治療法を試してみたり、
自分の治療の枠を拡げるために試行錯誤を繰り返しました。
そんな中で塩川 満章D.Cの様な素晴らしい本物のカイロの先生に出会い、
東京に3年間通ったり、コミュニケーション能力を高めるために岸英光さんの
コーチングの講座に通ったり、あるセミナーではゲストサポートもしました。
またここ2年間は操体法という整体術を学び、
その中で人生の師とも言える今 昭宏先生との出会いもありました。
どれも素敵なご縁ですが、
悩んでいる時や苦しい時には必ずその後の人生を左右するほどの
素敵な人との出会いが訪れました。
今はそんな素敵な人たちとのご縁で、
以前よりも更に楽しく人様の健康に対して大きな貢献が出来ています。
以上、私の想いや開業理由などを伝えさせて頂きました。
いい治療院を選ぶうえで、何か参考になれば幸いです。
なお他にもあなたに合う治療法や素敵な先生もたくさんいるはずですので、
他も十分検討してみて下さい。
もし直接お会いできれば、あなたから「ここに来て良かった、あそこに
行ってから自分の健康、自分の人生は大きく変わりました」と言って頂けるように、
100%のエネルギーで健康になるお手伝いをさせて頂きたいと思います。
愛と感謝をこめて!
こころカイロプラクティック
遠藤晃央
追伸:もう一つの理由
実はもう一つ私がこの道を志した大きな理由がありました。
それは20代の頃に何年もかけて90カ国以上を駆け回った、
バックパッカーとしての貧乏旅行の中にあります。
その頃は途上国を中心に旅をしていたのですが、よく地元の人に
「体を診てくれ」と言われました。
特にアフリカの田舎で多かったのですが、外国人を援助関係の人だと思ったようです。
無論その頃の私には医学的な知識は何もないので歯がゆい思いをしました。
さんざんお世話になっているのに何も恩返しができませんでした。
自分は日本に帰れば、何でも自由に学べて、どんな仕事でも自由に
することができるのに、今ここで目の前にいる人に何もすることができません。
病気の人やつらそうな人を目の前にしても、ただ「自分は何も分からず、
何もできない」と伝えることしかできませんでした。
悔しかったです。
そんなことも1度や2度ではなかったので、だんだんと悔しい思いが募り、
ついには、
「世界中どこにいても、何もなくても、例え言葉が通じなくても、
自分の体一つで、何かしら他の人の手助けになる技術を身につけよう。
そうすれば、より多くの人の生活、人生に貢献することができ、
この世界はもっと美しく煌めいて、自分の目の前に立ち現れるだろう・・・」
と感じるようになったのです。
優しい現実の中で想いを忘れずに
そして当時旅の中で感じていたことは、本当だったということがよくわかります。
患者さんとのお付き合いの中で、「病院では異常なし、だけどつらい」という多くの方々が、
本来その方が持っている素晴らしい治癒力を発揮して、見事に回復されていきます。
更に中には「このつらさがあって良かった、とても大切なことに気づけました」
「自分の体を感じること、慈しむことを大切にしていきます」とおっしゃる方もいます。
本当に感動すら覚えることがしばしばあり、
この仕事には一生をかけるだけの甲斐を感じています。
旅の中で感じた想いは、現在、札幌で「こころカイロプラクティック」
という名前の治療院になり、カンボジアの小学生や孤児たちへの
ミッション・トリップ(治療ボランティア)という形になりました。
こんな自分の想いを原点にして、
これからも札幌とカンボジアで施術をしながら、体の原則をお伝えし、皆さんの
人生がより煌めきのあるものとなるように仕事に励んでいきたいと思います。
長い文章をお読み下さり、ありがとうございました。
あなたがより良い選択をするうえでの参考材料になれば幸いです。
多くの人へ感謝を込めて!
こころカイロプラクティック
遠藤晃央