アトピー
当院では開業以来、子供のアトピーを中心に200人以上の
アトピー性皮膚炎でお悩みの方の治療をしてきました。
アトピー性皮膚炎で悩まれている方は、
2014年の厚生労働省が出した統計でも456000人で過去最高に達し、
厚生科学審議会の推測によると、
国民の1割にも達するとされています。
実際に当院でも赤ちゃんも含めた子供のアトピーの患者さんを
診る機会も増え、週に10名以上のアトピー持ちの方々が通われています。
もしお子さんやあなたご自身がアトピーでお悩みでしたら、
当院の治療方針について書きましたので、じっくりお読みください。
夜にぐっすり眠れないのがかわいそうで・・・
・子供の頃からアトピーでずっとステロイドを使っていますが、
副作用もあるので本当は使いたくありません。
・スカートをはいて外を歩けるようになるのが夢です。
・食事にも気を使い、肌に良いとされる健康食品をとるなど、
色々としてきましたが、あまり変わりません。
・まずはこの痒みだけでもなくなれば、
本当に嬉しいです。
・生後すぐにアトピーが出てきて、
小学4年になった今でもぐっすり眠れないのがかわいそうです。
という方々が、当院に来院されています。
当院ではアトピーの方には、主に内臓と頭蓋骨を優しく調整することで、
根本的な改善を図っています。
もしアトピー性皮膚炎で、
「どこに行けばいいかわからない」とお悩みの方はお気軽にご相談下さい。
小児アトピー、アトピー性皮膚炎の方にはこんな治療をしています
まずアトピーとは何かということを理解して欲しいのですが、
皮膚に炎症を起こしているので皮膚の問題だとの考え方がありますが、
これはそうではなくて、
・内臓機能の低下(特に腸内環境、副腎、腎臓、肝臓)からくる排泄の問題。
・自律神経の問題からくる副交感神経優位の問題。
があり、そこに毒物等(食品添加物、乳製品、甘いものなど)の環境的な要因が加わり、
発症しているとの見解があります。
当院でも基本的にこの様な考え方に基づいて施術を行っています。
「内臓機能の低下からくる排泄の問題」
毒物の排泄というのは通常、尿、便、汗、呼吸などで行われるのですが、
それが上手くいかないと毒が体内に留まります。
しかし毒をそのままにしておくわけにもいかないので、
結局は皮膚を通じて排泄しますが、そこにブドウ球菌などの細菌が繁殖して
炎症を起こしているのが、アトピー性皮膚炎の原因の一つだと考えています。
ここでいう内臓とは主に肝臓(解毒)、腎臓(循環)、
副腎(ホルモン)、横隔膜(呼吸)、腸(吸収、排泄)等の問題であり、
当院でもこのあたりの問題は必ず意識してみていきます。
「自律神経の問題からくる副交感神経優位の問題」
副交感神経が優位になると、
免疫力が過剰になり、多くのアレルギー反応の原因もここにあります。
副交感神経が優位になるのは、
カイロプラクティックの理論でいうと上部頸椎に問題があるということになりますので、
きちんと検査をしたうえで、必要に応じて上部頸椎や頭蓋骨の調整を優しく行っていきます。
内臓でいえば、免疫ですので脾臓、小腸、胸腺などが関係してきます。
「プラスαとしての環境的な要因」
施術の経過を見ていくと食べ物や精神的なストレス、季節性の要因などが
本当に深く関係しているということがよく分かります。
例えば症状が随分改善され、肌がきれいになってきた子供でも
安心してスナック菓子や甘いものを食べてしまうとぶり返すことはよくあります。
大人でも年末に暴飲、暴食をして悪化させてしまったりなども
よくあります。
職場でのストレス、学校、家庭でのストレスなどもぶり返しや、
悪化、治癒の妨げになるのも実感として感じている方も多いと思いますので、
この辺はご自分でできることはやっていく必要がありますし、
そのお手伝いもさせて頂いています。
「実際の施術とお伝えすること」
では当院での実際の施術は何をしているのかということですが、
前述したとおり、基本的には内臓(特に腸内環境、副腎、腎臓、肝臓)を
直接手で優しい圧をかけて調整することで、内臓の機能を上げていき、
次に頭蓋骨(クラニアル)からのアプローチで脳脊髄液の循環を改善し、
自律神経の働きを良くしていきます。
そして施術と同じかそれ以上に大切なのが、食事の改善です。
母親、または子供が何を食べてきたのか、
何を食べているのかがとても症状に大きく影響しますので、
食事の改善は必須です。
色々と勉強をされていて、食事には気を付けていますという方も多いのですが、
何に反応するかは人によっても違いますので、当院ではTLやキネシオロジーといった検査法も使い、
その子にとって何が良くないのかをチェックしていきます。
腸内環境を悪くするものは好ましくないので、
避けて欲しい物は、スナック菓子や甘い物(砂糖、人工甘味料、キシリトールなど)、
牛乳、カフェイン、インスタント食品、過度な食品添加物などが挙げられますが、
特に子供の場合は甘い物は避けたほういいと強く思います。
これにはいろいろな理由がありますが、
そんなことも詳しくお伝えしています。
そして最後に施術、食事と共に大切なのは、精神的なケアです。
子供がアトピーの場合は特に多いのですが、
かなりのお母さんが母親としての自分に罪悪感を抱いています。
実はそんな必要は全くないのですが、
子供がアトピーの場合は母親の精神状態も子供にかなり影響しますので、
その辺りのこともお話しし、しっかりとサポートさせて頂いています。
簡単にまとめると、
①施術(内臓、頭蓋、自律神経)
②食事(排毒と栄養)
③メンタル
がアトピー改善のカギになります。
アトピーで来られた方の感想と臨床例です
当院にアトピー性皮膚炎で来院された患者さんから頂いた感想と臨床例を紹介します。
気になる方は、ぜひお読み下さい。
●「涙が出るほど嬉しかったです」(札幌市中央区 5歳 アトピー)
【施術前の状態】
赤ちゃんの頃にアトピーとの診断を受ける。
来院時は、股下をひどくかきむしっていた為、
広範囲が赤くただれ、浸出液が出ている状態。
就寝時に強い痒みがあり、
なかなか寝付くことができず可哀想な感じでした。
【施術後】
母親も長年アトピーを患ってきました。
長男が赤ちゃんの時にアトピーと診断され、
ステロイドを使用。
良くなったり、悪くなったりを繰り返し、
病院を変えたり、クリームや薬を変えたりしていました。
「アトピーは体質」だと強く思っていましたが、
生活習慣でも変えることができると知り、
なるべく病院(薬)に頼らず、生活を変えること1年半。
だいぶ症状は改善して来ているが、どうしても安定せず、
どうしていいか途方に暮れていた所、遠藤先生と出逢うことに。
初診時からゆっくりと話を聞いて下さり、
今までのこと、これからの事を丁寧にアドバイス頂き、
親としてはそれだけで涙が出るほど嬉しかったです。
そして実際に施術が始まり、
2~3回目からひどかった股下の浸出液も落ち着き、
5~6回目ではそこに症状があってとは思えない程に
皮フ全体がキレイになりました。
本人も痒みで眠れない夜を過ごすこともなくなり、
心身共に今まで以上に落ち着き、
穏やかな生活を送らせて頂いています。
0歳、2歳の弟達もいたので不安でしたが、
キッズスペースもあり、助かっています。
私達家族の考え方や生活が遠藤先生のおかげで変わりました。
本当に感謝しています。
【院長から】
アトピー性皮膚炎は、病院では状態の説明はあっても、
原因ははっきりとはせず、一般的には保湿とステロイドで
対症療法のみに終始し、なかなか改善されないというお話を
たくさんお聞きします。
当院ではほぼ毎日アトピーの方を診ていますが、
肝臓や腎臓、副腎、腸の状態を意識して、
腹部や頭蓋骨からのアプローチを行うことで、
大体は改善されていますが、こちらからの働きかけの他に、
食事をきちんとしてもらえるかも結果を大きく左右します。
そもそもが内臓、特に腸からの栄養の吸収、排泄が症状に大きく関わっているので、
腸内環境を改善することが鍵になります。
甘い物やスナック類、余計な薬、質の悪い脂、食品添加物、
牛乳などが腸内環境を悪くします。
これらの明らかに毒になるものを極力避けるかどうかが、
特に大切です。
肺をきれいにしたいのに、タバコを吸い続けて施術を受けていても
意味がないのと同じです。
この方は本当にきっちりと食事に気を使ってくれていたので、
改善が早いのも当然でした。
子供が小さい場合は、最後は親の覚悟が大切だと
改めて思った臨床例でした。
●「顔に出ていたアトピーはすごく気になっていて・・・」
(札幌市北区 高校生 アトピー&自律神経失調症)
【来院前の状態】
昨年、熱中症で2回倒れ、それからめまいや体のだるさがあり、
涼しくなった秋からは体調が良くなりました。
しかし今年の春先から又症状が出始め、学校も2週間くらい休んでいました。
色々な病院、色々な科を回りましたが、検査をしても異常なしと言われて、
途方に暮れていました。
最後には心療内科に行き、自律神経失調症と診断されました。
【感想】
心療内科の薬で症状は落ち着きましたが、
根本的な治療にはなっていないのではないかとネットで色々調べたところ、
こちらのホームページを目にして、是非治療をしてもらいたいと思い来てみました。
診て頂いたところ、食事などのアドバイスを頂いたうえに、
治療をしていくとアトピーも良くなっていくというお話を聞きましたので、
カイロの治療は初めてで半信半疑でしたが、週に1回通いました。
1か月もすると、やはりアトピーも良くなってきています。
心療内科の薬も飲んでから2か月くらいで減らしていきましょうと
心療内科の先生のお話がありました。
高校生なので顔に出ていたアトピーはすごく気になっていて、
ホルモン剤の入っていた薬を毎日塗っていましたが、
保湿剤だけになり「良かったなあ」と、実感しております。
出かけるのを嫌がる(病院などに通う)子でしたが、
ここに来るのは不思議と嫌がりません。
本人が治っていっているのを実感できているからだと思います。
【院長から】
当院では体調が悪いだけで学校に行きたくても行けない子をたくさん診ていますが、
本人に行く気さえあれば、ほとんどの子は早期に登校できるようになっています。
多いのは起立性調節障害(OD)や自律神経失調症と診断される子供たち
ですが、中には発達障害(自閉症)の子やパニック障害の子もいます。
今回のケースは「自律神経失調症」と診断されていましたが、
経緯や状態から「副腎疲労」の要素も大きく影響している可能性もありましたので、
食事のアドバイスや副腎の機能が上がるような施術を中心に行っていきました。
当然アトピー性皮膚炎も改善され、
疲労感や不安感も解消し、すぐに登校できるようになったのは何よりでした。
私は「アトピー性皮膚炎」の治し方や「自律神経失調症」の治し方は
分かりませんが、体が自然と調和して自然治癒力が上手く発揮できる
お手伝いをすることはできます。
●「親として本当に安堵しています」(バンコク在住 2歳 アトピー)
娘の肌はひどい時には全身ただれて、
あれこれ試しても明確な効果が見られず親の立場としてはここ2年悩むことが多かったです。
アトピーはシンプルな現象且つ非常に多くの方が持っているにも関わらず
現代において完全なる対処方が示されていません。
カイロプラクターのみなさんには悩んでいる本人及び家族の助けになっていただけると
本当に嬉しく思います。
娘に関しては脱塩素シャワーと日光を良く浴びる生活、空気清浄器で、
7割程度症状を改善できましたが、残りの3割から先に進めない状況で
少し良くなったと思ったらまた荒れるの繰り返しでした。
遠藤先生に教えてもらった手当を見よう見まねで続けることで9割まで改善し、
今は完治も見えてきていると感じます。
もう本人がアトピーであるが故に傷つくレベルからは
完全に脱却したことに親として本当に安堵しています。
●「赤ちゃんの頃からアトピーがある方」の臨床例です。(札幌市豊平区 中学生 アトピー)
この子は乳幼児の頃から続くアトピー性皮膚炎の他にも体のだるさや頭痛、めまい、
吐き気などにも苦しんでいました。
病院ではストレスから来ていそうだということでしたが、
実際は原因不明で、めまい止めや頭痛薬をずっと飲んでいましたが、
全く効かずに何年も苦しんでおり、学校に行けない日もよくあったそうです。
アトピー性皮膚炎への対処は大人も子供も基本的には変わらないのですが、
この子は体のだるさも強く、頭痛やめまい、吐き気の症状も出ていましたので、
特に副腎の問題を意識して施術をしていきました。
一般にはアトピー性皮膚炎の原因は不明ということになっていますが、
副腎へのストレスはもちろん、腎臓、肝臓、脳下垂体、
腸などの不調和が多く見られます。
当院では背骨の左右の温度差などを計測することで、
神経的な問題がどこに起きているのかをみたり、
TL(セラピーローカリゼーション)テストやヒーリングで使う検査法などを使って、
問題のある場所を特定していきます。
この子の場合も頸椎1番や肝臓、腎臓、副腎などではっきりと反応が
出ていましたので、それらを意識して施術をしていきました。
結果は約1か月後には体のだるさや吐き気、頭痛などの症状は治まり、
約2か月後には調子が良いということでした。
そして長年の悩みでもあったアトピー性皮膚炎は2か月目頃には、
はっきりと誰が見てもわかるくらいに顔がきれいになり、
腕や下肢の皮膚炎も減少しました。
本人はまだ膝裏がかゆいとは言っていますが、
まずまず順調な経過を辿っているようです。
アトピー性皮膚炎は程度にもよりますが、
一般に改善が見込まれるのに必要な期間は3~6か月程はみて頂いています。
これは血液が入れ替わる(体質改善)のに要する時間が約3か月ですので、
6か月でだいたいツーサイクルは必要というのが理由です。
実際は軽度であれば2か月程で改善されてくる方もいますが、
3,4か月たってもなかなか改善されない方もいます。
その違いは普段の食事(栄養状態)や精神的なストレスによる影響もありますので、
当院でも可能な限り必要な栄養素(ビタミン、ミネラルなど)や解毒などのお話や、
必要であれば心の部分にも触れていくことがあります。
アトピー性皮膚炎に関しては、多くの人がステロイドを塗って
何とか抑えているというのが現状だと思いますので、
もし病院以外の方法を試したいのであれば、勉強を続けている
カイロプラクティックや整体の先生の助けを借りるのも一つの選択肢になります。